2012年7月アーカイブ

7月23日(月)、「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」につき大臣告示が発出されました。

 

歯科口腔保健法 第12条に基づく厚労省内の検討会「歯科口腔保健の推進に関する専門委員会」において、基本的事項について議論されてきました。

 

本委員会は厚労省・厚生科学審議会 地域保健健康増進栄養部会の下に設置され、歯科口腔保健推進室と生活習慣病対策室(健康日本21を所管)の「次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会」との連携の下、歯科口腔保健施策の基本的事項について議論されました。

 

今後は、平成34年度までの目標値を踏まえ、各都道府県・各市町村における具体的な施策や、国の予算での概算要求の数値がカギとなってきます。これは都道府県において策定が進められている

医療計画やあるいは保健医療計画にどこまで口腔保健・歯科医療を反映させられるかがポイントとなります。

引き続き担当課である歯科保健課と協議し、歯科関連施策の実行を目指して活動してまいります。

 

○添付ファイル

120723「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」大臣告示

120723shika kokuji.pdf

昨年6月に成立したスポーツ基本法に「歯学」の文言が盛り込まれたことを受け、本年3月に策定されたスポーツ基本計画の随所にスポーツ歯科医学が取り入れられました。その後、「スポーツデンティスト制度」誕生へ向けて、日本歯科医師会、日本体育協会を中心に熱心に議論がすすめられてきました。

 

トップアスリートの支援はもちろんのこと、幅広い年齢層の一般国民の健康づくりを推進するうえで、スポーツデンティストが強力なサポート役として活躍できるよう、養成制度の枠組みが具体的に検討されておりましたが、この度、日本体育協会において「講習カリキュラム」案がまとまりました。制度のスタートへ向けて更に弾みがつくものと考えています。

 

これまで活動範囲が限定的であったスポーツ歯科分野ですが、この分野に造詣が深く実績のある歯科医師の先生方が広く活躍、貢献できる機会が拡大されることは、スポーツ基本法制定の当初から関わった私にとっても大きな喜びであります。

 

スポーツ歯科医学というと、トップアスリートのサポートやコンタクトスポーツ時のマウスピースの作成が主体と思われがちですが、その本質は咬合の確立であり、重心動揺の抑制を通じた高齢者の転倒予防による寝たきり防止といった国民の福祉の向上にもつながる大きな分野であります。また、地域住民のスポーツを通じた健康づくりを支援し、国民の健康寿命の延伸、QOLの維持向上等に寄与できる、高い実践能力を有する人材が歯科界から多数、輩出されるよう強く期待されるところでもあります。

 

意欲のある歯科医師の先生方が活躍できる環境整備も急務であり、私も、引き続き、支援してまいります。